親鸞聖人の生涯と命日・報恩講の関係
親鸞聖人の生涯(1173年〜1262年)
親鸞聖人(しんらんしょうにん)は、鎌倉時代の僧で、浄土真宗の開祖です。法然(ほうねん)に師事し、念仏の教えを深めました。流罪や関東での布教活動を経て、晩年は京都に戻り、多くの著作を残しました。
- 誕生:1173年(承安3年)5月21日(旧暦) → 現在の6月1日
- 入滅(命日):1262年(弘長2年)11月28日(旧暦) → 現在の1月16日
親鸞聖人の命日と報恩講の関係
親鸞聖人の命日(旧暦11月28日)にあたる1月16日は、浄土真宗にとって最も重要な法要「報恩講(ほうおんこう)」と深く関係しています。
▶︎ 報恩講とは?
報恩講は、親鸞聖人の教えに感謝し、その恩に報いるための法要です。浄土真宗の寺院や門徒の家庭では、毎年行われる大切な行事です。
▶︎ いつ行われる?
- 本山(本願寺):西本願寺では1月9日〜16日、東本願寺では11月21日〜28日に行われる。
- 地方の寺院や家庭:地域や寺院によって異なり、11月〜翌年1月頃に行われることが多い。
▶︎ なぜ「報恩講」と呼ばれるのか?
親鸞聖人が遺弟(弟子たち)に、「私が亡くなったら、法要を営み、念仏の教えを伝え続けるように」と遺言を残しました。これを受けて、弟子たちが聖人の恩に報いるために始めたのが報恩講です。
まとめ
✅ 親鸞聖人の命日(1月16日)は、報恩講と深く結びついている。
✅ 報恩講は、親鸞聖人の恩に報いるための法要で、浄土真宗最大の行事。
✅ 本願寺や寺院、門徒の家庭で毎年行われる。
報恩講は、親鸞聖人の教えを再確認し、念仏の大切さをかみしめる機会とされています。